新しい年が始まると、つい「今年の目標」をタスクリストのように書き並べてしまいます。
けれど、タスクの積み上げだけでは人生の大きな方向性が見えにくく、途中で迷いや焦りが生まれがちです。
そこで、2026年は、ただタスクや予定を並べる年ではなく、自分らしい人生へ続く“地図”を広げる一年にしてみませんか?
このコラムでは、“2026年のはじまりに、未来への地図を広げる”をテーマに皆様の一年を後押しできるようなメッセージを綴ります。
5年後の自分の位置を思い描く
人生の地図づくりは「ゴールのイメージ」から始まります。
たとえば——
「5年後、週に2日は在宅で働き、家族と夕食をゆっくり楽しめる生活をしたい」
そんな理想を描くだけで、必要な準備が見えてきます。
- 今の働き方をどう変えればいい?
- 収支のバランスはどう整える?
- スキルを積む時間はどこで確保する?
ただ“今年をどうするか”ではなく、“未来の自分を中心に据えて逆算する”
これが人生の地図の考え方です。
お金・健康・時間の3つの資源を見える化する
旅に必要な体力と装備を確認するように、人生でも「資源の把握」が必須です。
▶例えば、40代前半のAさんの場合
- 子どもの教育費が本格的にかかる時期が近い
- 最近、体力の衰え、健康に不安を感じている
- キャリアの節目が近いと感じる
この状況を地図で客観的見てみると——
- お金:教育費のピークを予想&家計の見直しポイントを設定
- 健康:年内、週2回の運動習慣を導入
- 時間:スキルアップのために月に1冊の読書時間を確保
こうして「お金・健康・時間」の3軸を整えると、
目標が単なる“願望”から、実際に進む道へと変わります。
家族の幸せの地図を描いてみる
人生の地図には、家族との時間という“宝物”をぜひ入れたいところです。
▶例えば、30代後半のBさん夫婦は、時間的なすれ違いが増えていたため、
「毎月1回“家族ミーティング”をして、来月やりたいことを共有する」
という小さな標を設定。
結果として、
- 月1回の外食が家族の楽しみに
- 親も子も、お互いのやりたいことを応援し合えるようになった
- コミュニケーションの質が向上した など、
地図づくりは、今すぐに取り掛かることのできる家庭の時間を“意識的に育てる”機会にもなります。
あなた専用の地図を描くと前向きになれる理由

あなた専用の地図は タスクの羅列ではなく、人生の方向を示す地図。
だからこそ、
- 少し迷っても、引き返すことができる
- 予想外のことが起きても、修正しながら進める
- “進んでいる感覚” が幸福感へと繋がる
2026年のはじまりに地図を描くことは、
「今年の目標」よりも大きな意味を持つのではないでしょうか。
あなたの地図に必要なのは“完璧”ではなく“方向性”
①まずは 5年後の自分の姿 を描く
②お金・健康・時間という3つの資源を可視化する
③家族の幸せポイントを地図に入れ込む
④一年を未来へ続く“人生の道しるべ”として設計する
必要なのは、完璧な計画ではなく、
どこへ向かうかという、やさしい指針だけ。
2026年はぜひ、あなた自身の地図をゆっくりと広げるところから始めてみてください。
ライフプランコンシェルジュでは、1人1人の人生を応援しています。
